借金を毎月返済している途中で、病気になってしまい、返せない状況になってしまった。
そういうリスクも起こる可能性はありますが、かといって返済が免除される訳ではないからこそ人生のリスクに備えることは大切です。
この記事では、借金があるのに病気で返せなくなってしまった方への重要な5つのことを解説します!
目次
病気で入院しても借金の返済は止まらない
人生にリスクはつきものですが、不慮なことから病気や入院によって収入がストップすることもあります。
しかし、とても無情ではありますがどのような理由があっても今ある借金の返済を見逃してくれることはありません。
そのため何かしらの策を講じて延滞をしないようにする必要があります。
重要な対策を解説していきますので、チェックしていきましょう。
返済の遅延だけは気をつけましょう
もしも病気で入院することとなった場合、治療に専念したいところですが、借入の引き落としも例月通り行われます。
借入=信用であるため、延滞は避けるべきです。
なぜなら延滞さえなく毎月返済できていたら、信用は保たれます。(むしろ返済実績があるため信用は多少上がる)
そして、再度借金をしてお金の工面をしようと思った時に審査が通りやすくなります。
だからこそ、延滞をしないために、いつ入金があって、いつ支出や支払いがあるのかを紙に書き出して、収支を見直しましょう。
紙やパソコンで時系列で書き出すととてもクリアになります。
半年〜1年程度の収支を見直しましょう
そこで、紙やパソコンを使って、簡単で構わないので収支を書き出します。
病気の原因などによって難しい場合はご家族の協力も仰ぎましょう。
極力お金のことに神経を使いたくないので、自分が分かればどういう形式でも構いません。
そして「現金の出入り」をベースに考えて下さい。クレジット支払いしたら、そのカードの引き落とし日に合わせて支出を書き出します。
これは企業でいう「キャッシュフロー計算書」と言われている「お金の動き」をチェックするものと同じです。
これを作成しておけば、万が一貯金残高がショートしそうな場合、一時的に借入をしたり、クレジットのリボ払いをしてお金の工面の検討をすることができますし、そのタイミングが事前に分かります。
日常でのリボ払いはおすすめしませんが、このような状況であって、この後説明する保険の入金などが見込まれるならば延滞するよりもリボ払いで繋ぐことも正しい判断だと思います。
お金が入ってくるものは何がある?
では給料が一時的になくなる、減額となってしまって、何か他にお金の入り用となるものはあるのでしょうか。
可能性があるものを挙げますので、該当しそうなものがある場合はそれぞれ確認してみて下さい。
- 生命保険の申請
- 高額療養費制度
- 傷病手当金
- 傷病手当
- 借換で繋ぐ、返済額を軽減
生命保険の申請
加入している保険が適用になるならば、連絡をして保険の受け取り手続きを行いましょう。
内容によっては医師の診断書が必要になったりするため、その診断書を交付してもらってから、申請書を記入して申請します。
そのため、退院後に手続きをして、申請をしてから概ね1週間後に振り込まれるようなスケジュール感です。
入院日数にもよりますが、受け取りまでにはそれなりの期間がかかる可能性があるため、まずは保険会社に電話しましょう。
当初、契約時に指定代理人を記入していたらその方が申請して構いません。
高額療養費制度
1ヶ月の間に支払った医療費が一定の金額以上を超えた場合、後日一部還付される制度です。
この一定の金額は収入に応じて異なるため、詳細の金額はこちらの全国健康保険協会で確認してみて下さい。
こちらの制度は、治療が終わった後の診療報酬明細書を元に審査をします。
そのため、振り込まれるとしても、治療が終わってから3ヶ月はかかります。
もしも、病気や怪我で自宅療養が続いて、収入がまだない状況であればその間の繋ぎも考えましょう。
傷病手当金
傷病手当金は、病気や怪我で働くことができない日が4日以上続いた場合に、4日目から1日あたりで支給される制度です。
これは後述する傷病手当とは別で、在職中であることがポイントです。
支給額の目安は、直近12ヶ月間の平均月収÷30日×2/3です。
支給日数の上限は1年6ヶ月です。
受け取るタイミングは申請書を提出してから概ね1ヶ月後に銀行口座へ振り込まれます。
申請書には、本人、会社、医師が記入する箇所があるため、1ヶ月半程度かかると思った方が良いです。
傷病手当
これは上記の傷病手当金とは別で、傷病手当とは雇用保険が管轄の手当金です。
これは病気や怪我で働くことができない日数が15日以上ある場合に受け取ることができる手当です。
そして退職したことがポイントです。もしも在職中であれば上記の傷病手当金が該当します。
貰える金額は直近6ヶ月間の月収に対して50~80%程度が受け取れます。
なお、これを受け取ると失業保険を受け取る時に、今回の傷病手当を受け取った金額は差し引きされます。
借換で繋ぐ、返済額を軽減
上記の保険関係はだいたい1ヶ月程度はかかります。
そのため1ヶ月分の返済を凌ぐために借換することをお勧めします。
借換すると、まず今ある借金は全額返済することになります。
そして新しく借り直した借入は借りた月の翌月から返済スタートです。
ということは、その月の返済分はなくなるということです。
この方法であれば延滞履歴を付ける必要なく、1ヶ月分の返済をしなくて済み、そして金利も安くなるかもしれません。
緊急で借換するのにお勧めな会社はこちらでも解説しています。
まとめ
今回は、借金があるのに病気になってしまって返済できるか不安な方にお金の収支の再確認と工面について解説しました。
再三ですが、借入は信用です。
今後もしも住宅ローンなど借入する予定がまだ控えている方はなおさら延滞履歴をつけてはいけません。
だからこそ延滞なく資金が回る手段を解説致しました。
また申請をしないと貰えない手当もあるため、忘れずに申請しましょう。
もしもそれでも資金繰りに困った場合は、おすすめのローン会社を下記で解説しています。
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では最後までお読み頂きありがとうございました。
経済博士
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