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カードローンを延滞したらどうなる?対処法やの4つの防ぐコツとは?

カードローンは緊急時に利用できる便利なローンですが、延滞は気を付けないと延滞金が発生したり、後々の借入に影響があります。

だからこそローンに関する延滞の対処法や防ぎ方を知っておく必要があります。

 

この記事では、

  • ローンを延滞してしまいそうだ
  • 延滞しそうだけど防ぐ方法はあるの?
  • 万が一延滞した場合の対処法はあるの?

など、ローンの延滞に関する不安がある方に向けて、元銀行員が徹底解説します!

 

ローンの延滞発生するタイミングはいつ?

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延滞が発生するタイミングは、引き落とし日に預金口座の残高が足りずに引き落としができず「日をまたいだ場合」です。

 

その為引き落とし日当時にATMで入金すればセーフです。

基本的には口座に入金した瞬間に引き落としはかかるかと思います。

(金融機関によって違う可能性があるため確認して下さい)

 

そして延滞履歴が信用情報に記録されるのは、延滞が発生して金融機関が信用情報機関に報告をしたら延滞履歴が記録されることになります。

 

そのタイミングは各金融機関によって違う為、延滞が発生したからといってすぐに延滞履歴が信用情報に記録されるとは限りません。

実際に返済日に引き落としが出来なかったが、数日以内に返済した場合は信用情報機関に延滞履歴の報告はされていないケースもあります。

 

ただし、これはあくまでラッキーだと思い、本来は日にちをまたいだ時点で延滞としてカウントされます。

気になる方は、信用情報機関(CIC、JICC、KSC)に信用情報の確認をすると良いです。

それぞれ500円〜1,000円で確認出来ます。

 

なお、信用情報機関には延滞履歴はなかったとしても、日を跨いだ瞬間に借入先の金融機関の内部としては延滞履歴は記録されるため、延滞金は発生します。

 

延滞をすることによる3つのリスクとは

では万が一延滞してしまった場合のリスクを理解しておきましょう。

  1. 信用情報に記録される
  2. 限度額の減少や利用停止
  3. 延滞金が発生する

 

その1:信用情報に記録される

万が一信用情報に記録された場合、5年間延滞記録が残ります。

そのため、他で借入やクレジットカードの契約、スマホ端末の分割支払いなどの申し込みにおいて、審査が通りにくくなります。

 

基本的に1回の延滞で大幅に確率が下がってしまいます。

 

その2:限度額の減少や利用停止

一度の延滞は信用を損なってしまいます。

そのため、カードローンから利用額の上限額が減少されたり、最悪は利用停止の可能性があります。

 

数日の延滞ですぐに減額や利用停止される可能性は少ないですが、延滞が度重なったりすると十分可能性が高まります。

 

その3:延滞金が発生する

延滞金はローンによって異なりますが、18%〜20%程度のかなり高い延滞金が別途発生します。

利息負担がかなり増えてしまい、生活に影響を与えかねないため延滞には気を付けましょう。

 

延滞=ブラックリストではない

たまに勘違いするケースがありますが、そもそも信用情報自体に「ブラックリスト」という別のリストは存在しません。

しかし、延滞発生から丸2ヶ月放置(3回分)すると基本的に金融事故として判断されます。

 

例えば、毎月25日が返済日だとして、3ヶ月連続で1日遅れの26日に延滞していたとします。

この場合、3ヶ月連続で延滞はしていますが、延滞発生日数は毎月1日です。

 

このケースでは金融事故までは認識されないケースが多いです。

 

しかし、信用情報を取得すると毎月延滞記録が記載されているため、他のローンの審査が通ることは非常に難しいと考えましょう。

 

延滞発生時の延滞利息は?

上記の通り引き落とし日に返済出来ず、翌日になってしまったら延滞発生です。

延滞発生日から延滞利息が発生し、1日あたりの日割り計算で延滞利息が発生します。

 

延滞利息=借入残高の元金 × 延滞利息の年率 × 延滞日数 ÷ 365日

 

例)借入金の残高が100万円、延滞利息が18%、延滞を5日してしまったら、

100万円 × 0.18 × 5日 ÷365日 = 2,465円

2,465円が延滞利息として発生してしまいます。

たった5日で2,465円もかかってしまいます

 

利息相当のみ返済する方法は?

ネット上で調べて見ると、どうしても返済出来ない場合は金融機関に事前に連絡をして利息相当のみを支払えは問題ないという記事を見かけます。

元銀行員の立場からお伝えすると、半分正解で半分不正解です。

 

正解だと思う点に関しては、利息相当を支払えば延滞カウントはされず信用情報には掲載されないでしょう。

 

但しそのためには金融機関としても今月は元本を猶予するための稟議を作成して承認を得る必要があります。

時間に余裕を持って金融機関に報告しないと数日では対応できず断られる可能性も十分あります。

 

なるべく返済日から10日前〜2週間前には連絡をして、稟議の承認を取ってもらいましょう。

 

不正解だと思う点として、1ヶ月でも元本の返済を猶予して返済の期日を1ヶ月遅らせることは「条件変更」という手続きとなります。

 

これは金融機関がとても嫌がる事案であり、「要は返済が苦しくて当初の契約を変更した」という見方となってしまいます。

そうなると、利率が高くなったり、今後追加の借入や借換をして借金をまとめる際の審査が通りにくくなります。

 

どうしてもこのような対応をする場合は、翌月からの返済元金を少し増やして最終返済期日は変更しないようにしましょう。

 

延滞しないための4つの対処方法とは?

延滞してしまうと信用情報機関に延滞記録が付いてしまうことは説明しました。

これは5年間記録が残ってしまい、借入の審査は通りにくくなるため延滞は避けましょう。

 

そこで延滞しないための対処方法として、

  1. 延滞が発生する前に借換をする
  2. 延滞が発生する前に金融機関やローン会社に連絡する
  3. 支出を見直し返済資金を捻出する
  4. すぐに返せる充てがあれば、身内に一時的に相談をする

 

その①:延滞が発生する前に借換をする

借換は他のローン会社でも問題ありません。

この時に再度あなたの収支を見直して、問題なく返せる返済額で借換し直しましょう。

 

そして余裕がある月に一部繰り上げ返済などをすれば良いのです。

 

借換のおすすめに関しては下記の、

借金をまとめると返済が楽になる!おまとめローンで複数ローンを借り換えして借入を一本化!その方法とは!?

で詳しく解説しています。

 

その②:延滞が発生する前に金融機関やローン会社に連絡する

決して金融機関に言ったら怒られるとかは一切ありません。

もしも早めに伝えることで、今月分の返済猶予の対応をしてくれる可能性もあります。

 

しかし、そのためには早めに伝えないと、金融機関の内部でも上席の承認を得るための稟議を作成する必要があるため数日前だと対応できないケースがあります。

 

その③:支出を見直し返済資金を捻出する

支出を見直すことは非常に重要です。

多くの方が見直せる支出はあるものであり、特に「固定費」を優先的に見直してみましょう。

 

例えば、生命保険やマイカー、新聞代、通信費などです。

これらは、カーシェアや格安SIMなどに変更するだけで月に数千円〜数万円の支出削減に繋がります。

 

また、新聞代も毎朝しっかりと読んでいるわけでなければネットのニュースで十分です。

 

その④:すぐに返せる充てがあれば、身内に一時的に相談をする

もしも給料などの入金が遅れるなどの原因がある場合は、一時的なことなので身内に相談することも大切です。

言いにくいかもしれませんが、「延滞記録」がつくよりも重要なことです。

 

勇気がいることですが、相談をしてみることも大切です。

 

既に延滞してしまった場合はどう対処すれば良い?

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まずは延滞している借入の入金を急ぎましょう。

全額が難しい場合は一部でも構いません

 

1日の延滞でも「延滞」には変わりないですが、日にちが浅いほど今後借入をする際に言い訳ができます。

 

延滞時の注意点と今後の対応策は?

もしも延滞してしまったとしても、1日でも早く入金を心掛けましょう。

様々な理由で難しい可能性がありますが、まずはカードローンやクレジットカード等により短期的にでも凌ぎましょう。

 

なぜなら、今後の対応策や将来的にも借入する可能性は少しながらでもあり得るからです。

 

その時にも「お金がないから延滞したのではなく、仕事があまりに忙しく給料を返済の口座に移すのを忘れてしまってて、数日だけ延滞してしまったんだ

と言う言い訳ができます。

 

延滞には変わりないですが、次回の借入申し込みの際にわずかばかりでも可能性は変わってきます。

 

延滞しても月は超えないこと

月をまたいで延滞発生してしまうと印象がかなり変わります。

再三ですが、一時的にカードローンやクレジットカードのキャッシングで返済を凌いでから、「借換」を打診して資金繰りを立て直しましょう。

 

月を超えるとほぼ間違いなく信用情報に報告されます。

 

借換に関する詳細の記事はこちらで詳しく書いていますので、返済がピンチな可能性がある方はまず参考にしてみましょう。

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

 

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プロフィール

経済博士

元銀行員として10年以上勤務。 得意な分野は、100社以上のビジネスモデルに関与し、多くの企業を黒字化にしてきた経験、個人に対するFP業務を行い資産運用をしてきた経験から財務力が得意。 自称「ファイナンスエバンジェリスト」 困っている人をほっとけないタイプ。
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