クレジットカードから複数のキャッシングで借金をしている方で一本化してまとめたいと考えている方もいますよね。
キャッシングだと金利は上限金利ギリギリのケースが多いですし、毎月の返済の大半は利息であり元金がなかなか減らないと思う方もいるかと思います。
この記事では、
クレカのキャッシングを一本化して早期に完済したい方
に向けて、FPがキャッシングの一本化をする際に必ず気を付けなければならないことを解説します!
目次
クレジットカードの借金(キャッシング)を一本化しよう
クレジットカードのキャッシング枠で借金をしている場合、他のローンで一本化することは非常におすすめです。
なぜなら、
- 金利を下げることができる
- 総返済額が減らせる
- 早期に完済できる
- 信用情報の回復ができる
などメリットはたくさんあります。
しかし、とりあえず一本化をすれば良いという訳ではなく、必ず行うべき注意点もあります。
借金(キャッシング)を一本化する際に必ずやるべき5つのこと
クレジットカードの借金を一本化する際、必ず行うべき注意点があります。
将来的にも影響が出てくることなので、理由も含めて確認してみましょう。
- 一本化する際の申込み額は、既存の返済額より減らさないこと
- 既存の毎月の返済額より減らさないこと
- 一本化して新しく借りたら、既存の借金は必ず返済すること
- 既存の借金を全額返済したら、キャッシング枠はなくす
- 可能なときは一部繰上げ返済をする
これらについて解説していきます!
その①:一本化する際の申込み額は増やさないこと
一本化するということは、新しく借入の申込みをするということです。
そのため申込み時には借入額であったり、希望の返済期間を選ぶことができます。
おまとめ専用のローンの場合は、まとめるローン額までしか借りることができませんが、通常の他のローンで借りてキャッシング分を完済する際は注意が必要です。
通常の借金だと、仮に既存の借金残高がトータルで50万円で、一本化の申込みの際に、一本化+物品購入として60万円で申込みをすることはできてしまいます。
しかし、申込み額を増やすということは審査するハードルが多少上がってしまい、審査に落ちる可能性も上がってしまいます。
そして万が一審査に落ちても審査の申込み履歴は信用情報に残るため、他のところですぐに申込みをしても信用情報の申し込み履歴から審査の通過率はさらに悪化します。
そして当然ながら借入額が増えるということは、利息負担が増える、毎月の返済額が増えるもしくは返済期間が延びてしまいます。
そして今後、借入が必要なタイミング(マイホーム、マイカー、教育など)の時の審査に影響が出てしまうからこそ、既存の借金はなるべく早く完済するべきです。
その②:既存の毎月の返済額より減らさないこと
一本化の申込みをする際に、金額同様に返済期間も自由に選ぶことができるため、毎月の返済額を減らして負担を減らすことも可能です。
しかし、返済期間を延ばすことは、トータルの総返済額が増えてしまいます。
返済期間が延びることはトータルの総返済額は減少します。
もちろん、収入が大幅に下がってしまって、既存の返済が延滞しそうな状況であれば話は別です。
それは金利負担が増えてでも、「延滞」だけは避けるべきだからです。
そして上述でお伝えした通り、今後の借入するタイミングまでに完済しておくことが重要です。
これはご自身のライフプランを一度考えて頂きたいですが、何歳でいくらのお金が必要となるのか、
これを大まかにでも決めておくことで、ライフイベントまでに完済をしておく、なるべく並行して「貯金」をすることも大切です。
貯金=信用であるため、少しでも貯金があることで住宅ローン、マイカーローン、教育ローンなど、様々なローンの審査の通りやすさが全然違ってきます。
そのため、毎月1万円でも5千円でも構わないので貯金を続けることもおすすめします。
その③:一本化して新しく借りたら、既存の借金は必ず返済すること
一本化の審査が通ったら、まず指定の口座に借入分が振り込まれます。
そしてご自身で既存の借金を全額一括返済する手続きをする必要があります。
しかし、実務上では一本化の融資をしたローン会社は借金の手続きをした後に、きちんと既存の借金の返済をしたかまでは追っていない会社がほとんどです。
そのため、既存の借金を返済しなくても正直バレないことがほとんどですが、絶対に既存の借金は一括返済しましょう。
なぜなら、万が一信用情報のチェックが行われたら即バレます。
もしも延滞した時にも信用情報をチェックされて即バレてしまい、そうすると当初の契約違反となり全額一括返済を求められる可能性があります。
そして別のタイミングで借入する必要が出た際には借入過多で審査が通ることは非常に難しくなります。
リスクが大きすぎるため、必ず一本化を行いましょう。
その④:既存の借金を全額返済したら、キャッシング枠はなくす
クレジットカードのキャッシング枠はいざという時にATMで引き出しができてとても便利です。
しかし、この枠は利用していなくても、借金しているのと同じ判断であり、ご自身で解約手続きをしない限り信用情報に掲載し続けます。
今後のローンの審査に影響があること、そしてキャッシング枠の金利はとても高いです。
もしも今後、借入する必要が発生した場合は、そのタイミングで改めて申込みをしましょう。
もちろん延滞なくきちんと一本化した借入の返済が進んでいれば再度の借入審査はさほど難しくありません。
また、キャッシング枠があると心の甘えも発生してしまい、気軽にATMで借金をしてしまいかねません。
借金癖を身に付けないためにも、キャッシング枠は解約しましょう。
その⑤:可能なときは一部繰上げ返済をする
毎月の返済を進めていく上で、毎月の収支で余剰資金が出たり、賞与などで通常外で収入が入ったら一部繰り上げ返済をしましょう。
追加返済を受け付けないローン会社は基本的にありません。
追加で繰り上げ返済を少額でもすることで返済速度や利息を含めた総返済額は全く異なります。
追加の繰り上げ返済のシミュレーションは下記の、
「カードローンの繰上げ返済はどのくらいお得?シミュレーションで確認しよう」
で詳しく解説しています!
まとめ
この記事では、クレジットの借金(キャッシング)を一本化する際に必ず行うこと、注意する5つのことを解説しました。
- 一本化する際の申込み額は、既存の返済額より減らさないこと
- 既存の毎月の返済額より減らさないこと
- 一本化して新しく借りたら、既存の借金は必ず返済すること
- 既存の借金を全額返済したら、キャッシング枠はなくす
- 可能なときは一部繰上げ返済をする
将来的にお金での悩みを生まないためにも、この5点を守ることで将来のライフプランも豊かになります。
おまとめローンのおすすめは下記で詳しく解説指定ので参考にしてみてください!
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では最後までお読み頂きありがとうございました!

経済博士

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