借金があったり、返済を延滞してしまっていると、賃貸物件を借りられない。
そんな話聞いたことありませんか?
借金があるだけでアパートを借りられないというのは、なんとも不便な話です。
実際のところどうなのでしょうか?
元銀行員が解説していきます!
目次
借金があるとアパート・マンションが借りられない!?
まず大前提として、賃貸物件の審査基準で重要なのは、毎月滞りなく家賃を支払える能力があるかどうかというところです。
つまり結論から言うと、借金があったとしても支払い能力があれば全く関係なく審査に通ります。
ただ、年収や収入が不安定な職業の場合、借金の有無が審査に響くこともあるのは確かです。
事例を交えて解説していきます!
借金を延滞・滞納している場合は危険
借金をしていても、入居審査には問題ないと先述しましたが、その借金を滞納していたり、何度も延滞している場合は話が別となります。
大事なのは支払い能力があるかどうかなので、借金を期日通りの支払いしていない人は要注意人物なのです。
保証会社や不動産仲介会社は、顧客の信用情報を照会している場合がほとんどなので、延滞していたり滞納している状況も筒抜けとなってしまっています。
クレジットカードの支払いが遅れている
保証会社は、借金の延滞・滞納と同じようにクレジットカード情報も確認しています。
クレジットカードはその名の通り、信用によって成り立っているものです。
クレジットカードで支払事故を起こしているという事は、信用がないと見なされます。
信用情報を取得する為には、本人の同意が必要なので、同意書や申込書に「与信判断」などという文言があった場合は、ほぼ確実に過去のクレジットカード履歴が見られます。
過去債務整理をしている
いわゆるブラックリストに載っているような状態です。
債務整理をしていると、最低5年は新たに借金をしたり、クレジットカードを作成できません。
そのような状態になると、賃貸契約の審査も通らない可能性が高くなります。
入居審査にクレジットカード作成が必要な場合がある
アパートやマンションの賃貸契約をするときに、同時にクレジットカードの申し込みをさせられる場合があります。
「クレジットカードで家賃を支払うとポイントが貯まる」「提携しているカード会社で仲介料が安くなる」等の謳い文句で、勧誘してきます。
これはなぜかというと、申込者がクレカ審査を無事通過するか見ているのです。
信用情報を手に入れる為には同意も必要ですし、手間がかかります。
クレジットカード申し込みをすることで、効率的に信用情報にアクセスできるのです。
管理会社、仲介会社からのクレカ勧誘には気を付けましょう。
勤務先が審査に影響する
審査に通るには、年収や支払い能力が大事な要素となってきますが、それ以上に安定性も大事となってきます。
例えば、公務員や銀行、名前が通っている大企業の場合は審査に通りやすいです。
逆に自営業、パート、水商売、タクシー運転手などの不安定な職業の場合は、審査に不利となります。
仮に前年年収が1000万円あったとしても、不安定だった場合は審査に落ちることだって十分ありえます。
保証人を立てることで審査回避!?
借金の返済を延滞してしまっていたり、ブラックリストに載ってしまっていたり、不安定な職業についている方は、賃貸物件を借りることはできないのでしょうか?
いえ、必ずしもそうではありません!
現在アパートを借りる場合は、保証会社を通すのが通例となっています。
しかし、連帯保証人を立てれば保証会社を通さなくても良い、もしくは保証会社の審査が有利になる場合があります。
その場合、連帯保証人も申込者と同様な審査基準となります。
つまり、借金の延滞がなく、ブラックリストにも載っておらず、収入が安定していることが条件となります。
両親や親戚などにお願いすると良いでしょう!
まとめ
今回はアパートやマンションなどの賃貸物件について書いてきました。
しかし、賃貸物件を借りる借りないにかかわらず、借金の管理はしておかねばなりません。
返済がきつかったり、利息しか返済できていないなどの現状がある場合、延滞する前に今すぐ対処しておきましょう!
借金問題の解決の第一歩は、借金の一本化からスタートします。
複数の借金を一本にまとめることで、返済も楽になり、金利も下がる可能性があります。
詳しくは下記記事を読んでください!
金融博士
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