アコムや消費者金融で借金があり、万が一にも延滞してしまったら保証人ではない家族に迷惑がかかってしまうのか。
とても不安になりますよね。
延滞には気を付けたいですが、数年かけて返済していく中で1度はうっかり入金忘れなんてこともありえます。
また、夫や妻がカードローンやキャッシングを利用しているケースはあり得ますが、配偶者の場合、一緒に返済する義務はあるのか。
もしも離婚したとしても、婚姻期間の契約に関しては?等不安なケースはそれぞれあるかと思います。
この記事ではそのような不安を解消する為に、元銀行員としてしっかりと解説致します。
借金延滞してしまった場合、保証人ではない家族にも督促はされるの?
まず、保証人になっていないのに督促されることは絶対ないのでご安心下さい。
配偶者だから自動的に保証人になることは絶対にあり得ません。
そのため、万が一身に覚えのない督促が来た場合には、返済する必要は一切ありませんので、冷静に事実確認をしましょう。
家族がアコムからの借入をしていて、夫や妻が保証人となっている可能性はある?
アコムに関しては保証人、担保は一切不要です。
そのため、保証人になっている可能性はありません。
もしも家族がアコムからの借入をしていて、返済していなくとも家族には一切連絡は来ないです。
後から保証人を求められることもありません。
では、もしも他の借入先があったとしたらどうなのか。解説していきます。
保証人の有無は当初の契約で確認しましょう
もしかしたら昔に夫や妻の保証人になっていた?!なんて不安がよぎる方もいるかもしれません。
保証人となるには、「口約束」では効力はありませんので、必ず当時に書面での契約、そして本人の意思確認がないと保証人となる契約は成立しません。
万が一気になる場合は、ご自身の信用情報を取得しましょう。
信用情報を取得するには、信用情報機関であるCIC、JICC、KSCの3つです。
銀行系の借金ならばKSC、クレジットカードや信販系はCICだったりと対象となる機関は異なります。
この3つの機関にそれぞれご自身からの申し込みで取得することができます。
もしも保証人となっていたらこの信用情報に必ず登録されているので、確認してください。
もしも、夫や妻が印鑑を持ち出して勝手に保証人契約をしていたら?!
この場合は無効です。
なぜなら本人の意思確認が取れていないからです。
今はそもそも面前で意思確認も取っていないのに保証人を追加することはできません。
しかし、昔であれば今よりも規定がかなり緩いところもあり、印鑑が押してあるからと契約に至ってしまったという可能性は否定できません。
ただ万が一そのような契約が成立していたとしても、意思確認を取っていないことで無効を主張できます。
その場合には保証人追加の際の書類の筆跡等で無効にできます。
保証人だったからと1円たりとも支払ってはいけません!
1円でも払ってしまうと追認したと認められます。
自分で1円でも借金を代わりに払うと、保証人としての意思があると見なされて保証人であることを認めたと見なされます。
絶対に1円も払ってはいけません。
そもそも保証人とは?連帯保証人と保証人は違う?
保証人は債務者(借金金した人)が延滞したり、返済しなかったら代わりに返済する義務が発生する契約です。
そこで、よく連帯保証人という言葉を聞くことがあるかと思います。
法律的に「保証人」と「連帯保証人」は違います。
保証人と連帯保証人の違いを理解しておくために3つのことを覚えておきましょう。
1、連帯保証人は催告の抗弁権がない
催告の抗弁権とは、債権者が保証人に借入を返して下さいと督促する時に、まずは主債務者に連絡して下さいと言える権利です。
連帯保証人はこの催告の抗弁権がないため、いきなり連帯保証人に返済して下さいと言うことが通用されてしまいます。
2、連帯保証人は検索の抗弁権がない
もしも主債務者がお金を持っているのに返済しておらず、保証人に返済が滞っているから返済して下さいと言われた際に、保証人としては主債務者はお金を持っているからまずは主債務者に督促して下さいと言える権利です。
連帯保証人は検索の抗弁権がないため、主債務者がお金を持っていながら返済していなくても連帯保証人は返済しなければならなくなります。
3、連帯保証人は分別の利益がない
仮に保証人が2人いて、主債務者の借入額が1,000万円だとすると、保証人の保証額は分担されて500万円ずつの金額しか保証しなくて良い権利です。
連帯保証人はこの利益がないため、連帯保証人の場合は借入額の1,000万円保証する必要があります。
たとえ家族でも保証人になるのはやめましょう
先ほど保証人と連帯保証人の違いについて説明しました。
内容の通り、連帯保証人となると債務者と同等の返済義務が発生することがわかります。
そして金融機関の保証人は基本的にほとんどが「連帯保証人」です。
もしも、金融機関で連帯保証人となってしまった場合で、家族である債務者が延滞したり返済しなくなった場合、いくら債務者がお金を有していても、督促が来たら代わりに返済しなければならないです。
借入は基本何年にも亘るため、万が一にも返済を肩代わりすることになったらかなり人生が変わってしまいます。
だからこそ家族であれ保証人になることはやめましょう。
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金塊王子

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