ラインポケットマネーのメリットだけで判断しないで！ライン信用スコアのデメリットも解説

徐々に浸透しつつある「ラインポケットマネー」ですが、メリットもたくさんありますが、デメリットも大きいサービスです。

LINEポケットマネーは怖いという評判もネット上で散見されます。

結論、元銀行員でFPの筆者はデメリットのことを考えたら怖くて利用はしません。

この記事では、

ラインポケットマネーについて
メリットやデメリット
なぜ利用をおすすめしないのか

など、ラインポケットマネーについて気になっている方に向けてFPが解説します！

ラインポケットマネーとはなに？！

ラインポケットマネーとは、

コミュニケーションツールの「LINE」が運営している個人向けローンサービスです。

約8400万人の方が利用しているLINEが1円からお金を借りられるとしてサービスが2019年8月29日にスタートしました。

普段利用しているLINEに信用スコアという項目があります。

この信用スコアとみずほ銀行やオリコの融資審査のノウハウを併せて、個人向けに審査を行い、金利や借入限度額を設定するサービスです。

お金が必要な時に、申し込み〜返済までスマホのみで完結する特徴があります。

ラインポケットマネーの申し込み条件

LINEのアカウント、LINE Payのアカウントの登録
新規契約時が満20歳以上、満66歳未満の安定かつ継続した収入の見込める方
LINE PayのアカウントがLINE Moneyの方（本人確認済み）
LINEスコアの点数が201点以上
LINEスコアのライフスタイルに感する質問が完了している

上記の条件が必要です。

審査条件は一般的な消費者金融と同程度です。

信用スコアとは？

信用スコアとはAIの人工知能を利用して、質問内容の回答や日常のライフスタイル、利用状況等に応じて点数をつける仕組みであり、この点数がその人の評価を意味します。

そしてその独自のAIを利用してLINEが始めたのが、LINEスコアです。

LINEスコアでは年収や職業、ライフスタイル、LINEの利用状況等を踏まえて信用度合いを点数付けします。

スコアリングの詳細は公表されておりませんが、LINEポケットマネーを運用している会社はLINE CreditというLINEの子会社ですが、こちらの会社は信用情報機関のCICとJICCに加盟しております。

また、規約の中にKSCの情報も閲覧できるとあります。

そのため信用情報機関全ての情報を取得することができることから、延滞履歴やクレジットカードの保有状況、借入状況も共有されます。

ラインポケットマネーのメリットは？

ラインポケットマネーのメリットは複数あります。

冒頭でも記述しましたが、メリットとデメリットをよく判断してから申し込むかを考えましょう。

メリット

申し込みから返済までLINEで完結する為手軽に手続きできる
1円から借りることができ、必要な金額のみ借りることが可能
審査に通過した後はLINEのアプリ内で即時借りることができる

一番のメリットはスマホ1台で完結することかと思います。

利便性においては非常に優れており、友人と食事をした際に緊急でお金を借りて対応することもできるくらいスムーズにお金を借りることが可能です。

（審査が通る属性であればクレジットカードで払えば良いとも思いますが。。）

他のサイトでは信用スコアを登録すると概算で金利と借入可能額も表示されて参考にしやすい等の情報もありますが、

実際に申し込むと大幅に金利が上がったり、限度額も減少したりという意見が多いです。

その為、金利面に関しては決してメリットではなく、デメリットです。

ラインポケットマネーのデメリットは？

ではデメリットにおいても確認しておきましょう。

デメリット

審査に時間を要する（3、4営業日程度）
LINE Payに振り込まれ、全ての手続きがアプリで完結する為、お金を借りている感覚が薄れる
金利は高い傾向にある（実体験も含め）
信用スコアに登録する必要がある

FPとして、「信用スコアに登録する必要がある」ここが一番の懸念点です。

なぜなら、世界で信用スコアを先駆けした中国が参考になるからです。

中国でもLINEスコアと同様に民間企業（芝麻信用というところが有名）が信用スコアを導入しました。

結論から言うと信用スコアが今後社会実装される世の中になってしまったら、この信用スコアが人生を左右することになります。

中国ではこの信用スコアが低いと飛行機にも乗れないです。

しかし、信用スコアとしてはもしも借入がうっかり延滞してしまった等のミスをしてしまったらスコアを下げます。

そのような人生におけるリスクがあるものを今のうちから登録する必要はないのではと考えております。

金利面においても高い金利水準であることから、現状はお金が必要ならば別のところで必要な分だけ借りることが良いです。

ラインポケットマネーは怖い？

筆者は冒頭からお伝えしている通り、「信用スコア」を利用するラインポケットマネーは怖いと感じています。

理由は再三ですが、信用スコアは日常の行動も含めて個人の性格なども加味してきちんと返済をする人かをAI判定します。

評判としても下記のような情報もあります。

ラインポケットマネーって融資システム初めて知ったんだけど、LINEの返信頻度やフォロワー数、どんな年齢層の人とトークしているかが審査項目にあるらしい😳 pic.twitter.com/2DfFxQfCBe
— 🤔 (@TFE1207) February 14, 2021

つまり、LINEの履歴なども審査の対象にされてしまうのです。

全てを監視されるような感覚があり、2021年時点では怖くて利用をおすすめしていません。

お金が必要な場合は別のところで借りよう

上記の通り大きなデメリットが潜んでいます。

ラインポケットマネーのメリットである気軽さ等はカードローンを保有したり、友人等と食事をした際はクレジット払いをしたりと対応することはいくらでも可能です。

また、スマホ1台で必要な時にお金が必要な場合は、「モビット」でも対応が可能です。

モビットであれば自宅に郵送物なし、カードレスなため、アプリから借りることが可能です。

モビットの詳細は下記の、

「SMBCモビットの口コミを検証！申し込み方法・審査内容を解説します！」

で詳しく解説しています。

まとめ：信用スコアは現時点で怖い可能性アリ。お金を借りる場合は他の手段を利用しよう

今回は、ラインポケットマネーについてのメリット、デメリットを踏まえて解説しました。

結論、信用スコアで日常の行動をAIが判定してしまうため、行動履歴などがわかってしまいます。

将来的にはこの行動データを集めることも目的の1つだと考えられますが、現時点であなたの行動履歴の情報まで知られるのはおすすめしません。

お金が必要な場合は下記でおすすめのカードローン先を紹介しているため、参考にしてみてください。

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では最後までお読みいただきありがとうございます！

この記事を書いた人
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経済博士

元銀行員として10年以上勤務。得意な分野は、100社以上のビジネスモデルに関与し、多くの企業を黒字化にしてきた経験、個人に対するFP業務を行い資産運用をしてきた経験から財務力が得意。自称「ファイナンスエバンジェリスト」困っている人をほっとけないタイプ。