借金を返さないとどうなるのか気になりませんか?
返済が苦しくて返済から逃れたいなどと考えてしまう方もいるかもしれません。
実際こちらの国民生活センターに多重債務に関する相談は2019年の1年間で21,746件相談があります。
毎日59件の相談があるということです。
そこでこの記事では実際に借金を返さない人に対して銀行員やローン会社の職員はどのような行動をするのか、
そして借金を返さないとどのようなデメリットや危険があるのかを解説していきます。
目次
借金を返さない人はどのように催促されるの?
借金をもしも返さないと催促されますが、どのようにして催促されるのでしょうか。
また家族にも迷惑がかかってしまうのか、1回の延滞で色々な問題が起きてしまうのだろうか。
順番に追っていきましょう。
まず、金融機関やローン会社の職員は、順を追って対応しています。
- 1回目延滞時:電話で督促、連絡が取れない場合は自宅訪問
- 2回目延滞時:架電を繰り返す、自宅へ訪問、書面を送る
- 3回目延滞時:状況に応じて基本的には債務の回収手続きに入る
1回目延滞時:電話で督促、連絡が取れない場合は自宅訪問
まず返済日を1日過ぎた時点で延滞が発生します。
まずこの時点で延滞利息が発生します。
金融機関によって延滞時の初動の対応は異なります。
銀行系の借金の場合、返済日になると本来口座から引き落とされますが、引き落としができない場合はその日に電話で連絡をします。
そしてこの返済日中にATMで入金すればすぐに引き落とされ、延滞は発生しません。
消費者金融などのローン会社の場合は、あまりすぐに延滞が発生しそうでも電話で教えてくれることはありません。
延滞が発生してから催促の連絡がきます。
また保証人がいる場合は、保証人にも連絡します。
電話が繋がらない場合は自宅訪問、勤務先へ連絡もあり得る
基本的には大半の人が電話連絡をするとうっかり口座へお金を移すのを忘れていたという方が多いのですが、稀に数日だけ延滞してしまう旨の報告もあります。
延滞してしまうことのリスクなどを説明しても、本人がどうしてもという場合は止むを得ず入金を待ちます。
そして、たまに電話が全く繋がらない方もいます。
それが1週間とか経過しても連絡をつくことができない場合は、登録の住所に訪問することもあります。
その際はもちろん家族が仮に出たとしても、セールスで来ましたなどと説明し、催促の旨は一切話しません。
また勤務先にも連絡をして連絡を取ります。
そして何月何日の何時に架電、何日に訪問などの記録は必ずつけています。
2回目延滞時:架電を繰り返す、自宅へ訪問、書面を送る
延滞発生から1ヶ月経過して、2回目の延滞が発生するといよいよ本腰といった感じになります。
まずは引き続き架電を繰り返したり、留守電があれば残したりします。
そしてこの段階で催促の書面も郵送します。
封筒は金融機関の封筒なので家族が見たら、銀行や信用金庫から来たことはわかります。
消費者金融の場合は、基本的には無地や会社がわからない封筒で届きます。
万が一、家族が封筒を開けてしまったら、借入があること、延滞していることはバレてしまいます。
夜逃げなどで書類が届かなかった場合は、住民票を取得できる
もしも住所を変えていたりして、書類が届かなかった場合でも金融機関の人間はその人の住民票を取ることができます。
市区町村で債権者と債務者の関係がわかる資料(当時の契約書など)を窓口に持って行くことで住民票の移動がわかります。
その住所に足を運んだりと催促のアクションは続きます。
住民票は変えずに夜逃げをして時効の主張はできる?
時効は5年です。
5年間逃げれば時効が効いて借金がなくなると思う方もいるかもしれませんが、これは不可能です。
なぜなら、この5年の時効はストップすることができるからです。
訴訟を起こすなどをするとさらに10年の期間が延びます。
そして最新の住所がわからなくても、「公示送達」という方法で市区町村の掲示板に掲載して知らせる方法があります。
この方法で本人宛に通知したということになります。
3回目延滞時:状況に応じて基本的には債務の回収手続きに入る
3回目の延滞をした時は借金の回収に取り掛かります。
まず銀行系であれば別途保証会社で保証を取っているケースがあります。
この場合は保証会社に「代位弁済」という代わりに借金を返済して下さいの手続きを行います。
そしてあとは保証会社が本人に対して督促を継続します。
また、何か担保を取っているものがあれば、競売にかけてその担保物件を売却して借金返済に充当します。
消費者金融などや、担保も保証も取っていない場合は、裁判などで回収に図ります。
そして回収できない金額はローン会社の損失となります。
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借金を返さないと今後どのような影響があるの?
まず借金を返さないといくつか問題が発生します。
- 今後借入できない
- クレジットカードや携帯の分割払いもできない
- 信用情報ブラック扱いになる
このように今後に大きな影響があります。
ブラックに載ってしまったら、解消するためには今ある債務をきちんと返済し延滞利息も全て払ってから、10年間経過するまで消えません。
そして賃貸契約もできなくなったりと生活に大きな影響も出てくるので絶対に夜逃げはしないようにしましょう。
家族に督促はこない
なお家族に関しては保証人になっていなければ、家族が催促されることはありません。
保証人以外に催促するのはヤミ金です。
ただし、もしも家が債務者名義であったら裁判などを通じて資産を差押えられたりと、住む家がなくなる可能性などはあります。
夜逃げをするくらいならこうしよう!
本当に借金が返せない状況である場合でも、夜逃げだけはしてはいけません。
もしも本当に返済ができない時はまずは、ローン会社に真摯に相談しましょう。
きちんと話をすれば借換などの対応策も提案してくれるため、早めに相談しましょう。
その場合は延滞する前に相談することが大事です!
そして、どうしても2回延滞、3回延滞となってしまう場合は、債務整理も1つの手だと思います。
夜逃げしてしまったら生活の再起も大変です。
しかし、債務整理であれば0からスタートし直すことが可能です。
本当に辛い時には債務整理も活用しましょう。債務整理に関してはこちらに書いていますので、目を通してみて下さい!
では最後までお読み頂きありがとうございます!
経済博士
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