「消費者金融から借金をしていて、お金がなくて滞納してしまいそう。」
「返済したいんだけど中々できなくて何か月も滞納してしまっている。」
そんな状況でどうしたらいいかわからない、という方はこの記事を読んで下さい!
万が一借金を返せないときはどうなってしまうのか、どのような督促が行われるのかを書いていこうと思います!
目次
消費者金融にお金を返せない!滞納していると何が起こる?
借金が返せず滞納している。しかも返済の見込みが立たない場合、当然消費者金融からは督促されます。
ただ、昔あったような怖い人が家に訪ねてきて「金返せコラァ!!」みたいな督促はありません笑
金融機関にとって債務者はお客様です。
それを踏まえて、まずは消費者金融が行う督促を見ていきましょう。
- 電話連絡が来る
- 督促状が自宅に届く
- 社員が自宅に訪れる
- 法的な措置を取る
基本的にこの4ステップです。
詳しく見ていきましょう。
電話連絡がくる
返済日に予定通り返済が行われない場合、まずは消費者金融から電話が来ます。
「返済日が過ぎてます」
「忘れていませんか?」
というような事務連絡のようなものです。
「いつまでに入金できるのか」を確認して電話は終了となります。
返済できない理由、いつまでに入金できるのか、しっかりと理由を伝えましょう。
基本的に1週間以内に入金できる場合は、ここで督促は終了します。
督促状が自宅に届く
家族や同居人に借金を秘密にしている方は、注意してください。
督促状には、「返済額」「遅延損害金」を「指定の期日までに返済するように」とだけ書かれています。
電話に出られなかった場合、電話で確認した入金日に返済が出来なかった場合に届きます。
社員が自宅に訪れる
これは消費者金融によってあるところとないところがあるのですが、督促状に応じなかった場合、社員が自宅にくることがあります。
取り立てではなく、交渉をする為にくるので今すぐ金を出せと言われることはありません。
昔のようなドアを思い切り叩いたり、怒鳴るような取り立ては、2010年に施行された賃金業法によって禁止されているので安心してください!
そのような取り立てをするのは悪徳業者か闇金くらいでしょう。
法的な措置をとる
法的な措置というのは、裁判所を通した督促のことです。
裁判所から「支払督促」が自宅に届きます。
これに対して異議申し立てを行わなかった場合、財産や給料の差し押さえが行われます。
給料に関しては4分の1まで差し押さえることが可能です。
この段階で自分の勤務先に連絡が行く為、バレる前に借金を返す人が多いので、実際に差し押さえまで行くケースはほとんどありません。
ちなみにこのステップまでいってしまうと、個人信用情報に事故情報が記録され、約5年はクレジットカードの新規発行、ローンの借入ができなくなります。
生活に支障をきたすことになりますので、早い段階で問題解決をしましょう!
借入の返済が期日に間に合わないときの対処法
借金の返済が遅れてしまった場合、どうなるかを説明してきました。
しかし、返済期日が訪れる前に、手を打つことが何より大切です!
ここでは入金が遅れそうなときの対処法について書いていきます。
まずは消費者金融に連絡をする
返済が遅れると、まず電話がかかってきます。
しかし、消費者金融から電話がかかってくる前に、こちらから電話をしましょう!
前日までに電話するのが重要です。
これは単純なように思えてかなり大事です。
金融機関の社員も人間です。
事前に相談があるのとないのでは心証が大きく変わってきます。
悪い印象を与えると、督促のステップがどんどん進んでいきます。
「こういう理由で遅れます」と相談をすることで、返済日の変更や返済計画の変更をしてくれる可能性もあります。
間に合わない場合はとにかく連絡をしましょう!
複数の消費者金融から借金をしている場合は、1本にまとめる
借金の返済というのは、一度遅れると通常通り返済していくことが困難になることが多いです。
もしあなたが複数の金融機関に借金をしていて、現在返済に苦しんでいる場合は、すぐにおまとめローンによる「借金の1本化」を検討してください。
おまとめローンとは
新たに、現在抱えている借金の総額を「新たに」借入をして、複数の借入を全て返済することによって、毎月の返済額を軽減し、確実に返済できる状態にするというものです。
詳しくは下記の記事を読んでください。
借金の問題を解決する為に一番有効な手段です。
複数の金融機関に借金をしていて、現在返済に苦しんでいる方は、必ず読んでください。
債務整理をする
債務整理とは、裁判所を通して返済が困難なことを認めてもらい、借金を軽減、もしくはチャラにする為の法的手段です。
債務整理は「自己破産」「民事再生」「任意整理」の3種類あります。
債務整理について詳しく知りたい方は「債務整理とはどういう制度?自己破産とは違うの?」をどうぞ
自己破産
財産がなく、返済が全くできないことを裁判所に認めてもらうことで、借金の支払い義務がなくなります。
住宅や車、財産は手放さなくてはなりませんが、今後の収入は全て生活費に充てることができます。
民事再生(個人再生)
現在、返済が困難であることを裁判所に認めてもらうことで、返済すべき借金の減額を行えます。
自己破産と違い、住宅や車を持っていても債務整理することが可能です。
任意整理
借金の減額や金利の引き直しの交渉を行い、月々の返済額を無理のない金額に減額するという手続きです。
任意整理は裁判所を通さずに行えます。
任意整理をすることで過払い金が発生していることが判明し、払い過ぎていたお金が返ってくる場合があります。
過払い金は最近有名ですよね!
債務整理はしてはいけない
しかし、債務整理はあくまで最終手段です。
基本的に10年間は借金ができなくなりますし、クレジットカードの利用やスマホの分割払いが出来なくなります。
家財も手放さなければならない可能性もあります。
大きなデメリットがあるので、しっかりと考えて別の道がないかを探ってみましょう。
借金に時効があるって本当?
借金には時効という概念があります。
特定の期間、借金の返済をしなければ、借金自体が帳消しになるという夢みたいな制度です。
制度としてはありますが、これが適用される場合はほとんどないといっていいでしょう。
消費者金融の場合、5年間返済をしたり、督促を受けていないという条件のもと、発動されます。
ということは、督促電話や督促状、裁判所からの支払督促が来てしまうと、そこで時効カウントはリセットされます。
つまり実質時効にはならないわけです。
時効にできたとしても、債務整理と同じように今後借金ができなくなり、クレジットカードが利用できなくなります。
時効で借金をどうにかしようと思うのはやめましょう。
まとめ
今回は消費者金融での借金を返さないとどうなるのか、という記事を書いてきました。
消費者金融の督促が始まる前に、まず連絡をして現状を伝え、今後の相談をすることが何より重要です。
覚えておいてください!

金融博士

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