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消費者金融から借金がある方、返済の種類や上手に返済するコツを解説

消費者金融で借金している方、なかなか借金残高減らないなぁと思ったことはありませんか?

それは金利だけが問題ではないのです。

 

金利だけではなく返済方法によっては元金が減るのが遅いケースがあります。

 

この記事では、

  • 消費者金融から借金がある方
  • 返済残高がなかなか減らない方
  • 上手に返済をしたい方

このような方に向けて、元銀行員が消費者金融の借金の実態、上手に返済するコツなどを徹底解説します!

 

消費者金融とは?消費者金融の特徴を正しく知ろう

消費者金融という言葉は最近よく聞く言葉だと思います。

昔は「サラ金」と呼ばれていましたが、イメージはよくないですよね。

 

ただ消費者金融にもメリットがある為、気にせずに消費者金融から借金している方も少なくないかと思います。

しかし、何も考えなしに当初の契約のまま返済を続けていると金利でかなり損をしている可能性があります。

 

そもそも消費者金融は、具体的にアイフル、アコム、レイク、モビット、プロミス等が代表的にあり、広告でもよく目にするかと思います。

 

銀行で借入できなくても、消費者金融では審査が通る可能性もあり、審査枠が広い点はメリットだと思います。

 

しかしその代わりに金利水準は高い傾向にある為、何気なく当初の契約通りに返済している場合、返済している金額の内の多くが利息相当になっている可能性もあります

 

改めて、自分の借金の金利が何%なのか把握しておきましょう。

 

消費者金融の借入金の金利水準は?

消費者金融の借入は基本的に高い水準です。

表記上は年利率3.0%〜18.0%とかなり幅広く設定されていますが、3%あたりとかにはなかなかならず10%台ということが多いのが現状です。

 

こちらが主要5社の金利設定です。

借入先金利水準
アイフル3.0%〜18.0%
アコム3.0%〜18.0%
レイク4.5%〜18.0%
モビット3.0%〜18.0%
プロミス4.5%〜17.8%

 

かなり幅広く設定されていますが金利決定において重要な要素が下記の3点です。

  1. 借入額
  2. 年収
  3. 信用情報(延滞履歴)

 

借入額に関しては貸金業法や利息制限法という法律で上限金利が決まっています。

借入額100万円以上の場合は金利が15.0%以内と定められていたりします。

 

そして、会社によってまちまちですが、金利は10パターン程度に定められている会社も多いです。

このパターン基準として借入額で区分けされていることが多い為、基本的に申し込み金額が多いほど金利は安くなります。

 

しかし、申し込み金額が多ければ金利が安くはなるが、年収に対して妥当な申し込み金額でないと審査が通りません。

 

銀行等への申し込みであれば良いですが、消費者金融だと「総量規制」という法律があり、年収の3分の1までしか借りることができません。

 

また、審査において信用情報は重要視されるため過去に延滞をしていないことが条件となる可能性が高いです。

このような背景を踏まえてご自身の借入金利を再確認しましょう。

 

返済方法の種類を知っておこう

消費者金融は基本的に金利水準が高いと説明しました。

しかし、今借りている借金がなかなか減らない理由は金利だけではありません。

 

返済方法にも原因があります。返済方法によって元金の減るスピードが全然違うのです。

返済方法には大きく分けて3種類がある(会社によって名称は若干違うこともある)ので1つ1つ説明します。

 

元利定額返済方式(元利定額リボルビング方式)

元利定額返済方式の「元」は元金、「利」は利息のことです。

この元金と利息が一定額ということで毎月の返済額が決まっている返済方法です。

 

仮に最初に契約した時に毎月の返済額が2万円と定めたら完済するまで毎月2万円ずつ返済します。

この2万円の中に利息が含まれている為に、2万円ずつ返済していても元金の減りは半分にも満たない可能性があります。

例えば借入残高100万円、金利が15%だとすると、

100万円×15%÷365日×30日(日割り計算の為翌月の返済まで31日等の可能性あり)

12,328円が利息相当です。

 

そうなると、毎月返済している2万円のうち、元金を返済しているのは差額の7,672円しか元金が減っていません。

 

この返済方法は元金の減りが遅い返済方法です。

しかし、毎月返済額が一定の為資金計画は立てやすく返済が苦しくなりにくいというメリットがあります。

 

残高スライド元利定額方式(残高スライド元利定額リボルビング方式)

こちらは上記の元利定額方式に「残高スライド」が加わってます。

元利定額方式の返済方法に加えて、借入残高によって毎月の返済額が変動する方式です。

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引用元:新生銀行公式サイト

 

会社によって若干異なりますが、参考としてこのように借入残高によって自動的に返済額が変更する返済方法です。

なお現在、ほとんどのカードローンが残高スライド元利定額方式を採用しています。

 

元金定率リボルビング方式

元金定率方式の場合は、毎月の返済元金に対して当初決めた%分を返済する方法です。

この元金に利息を乗せて返済する方法です。

 

その為毎月の返済額は変わってくるのと、元利定額方式よりは利息負担が少なくなります。

 

例として、借入残高が100万円、毎月の返済元金に対して3%を返済、利息が15%だとすると、

1ヶ月目:元金(100万円×3%)+(借入残高100万円×15%÷365日×30日)

30,000円+12,328円=42,328円の返済

2ヶ月目:元金(97万円×3%)+(借入残高97万円×15%÷365日×30日)

29,100円+11,958円=41,058円の返済

しかし、現在元金定率方式を採用している会社はかなり少ないです。

 

一般融資(元利均等返済方法)

元金均等返済方法はカードローンではなく金融機関等の消費者ローン(住宅や教育、マイカーローン)等の返済方法でよく適用されています。

他にも複数のローンを一本化して借換する際も元利均等返済が適用されるケースも多いです。

 

まずは下記が計算式ですが、とても複雑な為計算シミュレーションサイトはたくさんあるので上手く活用しましょう。

毎月返済額=借入額×{月利(1+月利)返済回数/(1+月利)返済回数-1}

 

仮の数字でこちらの倉吉信用金庫のシミュレーションを利用してシミュレーションしてみます。

 

例)借入残高100万円、50回返済、金利15%と仮定します。

すると毎月の返済額は27,018円です。

途中で利率が変わらない限り完済まで同じ金額です。

 

返済回数を調整することで自分の無理のない返済額を設定することができるかつ、返済額が変わらないので管理がしやすいです

 

どの返済方法がお得なの?実際の総返済額で比較してみよう

仮に借入総額200万円、利率を15%、元金定率の場合は毎月元金の2%、元利均等の場合は50回返済と仮定。

 

※横にスクロールできます。

返済方法毎月の返済額総返済額
元利定額返済方式1〜79回:毎月40,000円+利息

※設定により異なる

3,158,176円
残高スライド元利定額方式1〜78回:初回53,000円+利息

返済が進むにつれ30,000円程度に減ってくる

※設定により異なる

3,077,236円
元金定率方式1回目:64,657円 ※毎月徐々に減少

50回目(最終回):40,493円

2,628,743円
元利均等方式初回〜最終回まで:54,035円2,701,763円

 

これはあくまで参考値であり、設定によって異なりますが同じような条件に寄せると総返済額は数十万円単位で変わってくるのは事実です。

 

その為元金定率方式(最近はあまりない)、元利均等方式での返済を選ぶ方がお得です。

 

理由は、返済の最初の頃は返済額のうちの多くが利息であり、元金の返済の進みが遅いからです。

 

しかし、カードローンはほとんどが残高スライド元利定額方式を採用している為、なるべくカードローンで返済し続けるのではなく借換することをおすすめします。

 

金利水準が高い場合、一部返済が有効

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返済方法によっても総返済額は全然違うことをお伝えしました。

利息負担においては

  • 金利
  • 返済方法

を確認する必要があります。

 

そこで金利が高いケースですと借入当初は元金よりも利息が半分以上を占めている可能性があることがわかりました。

総返済額の負担を軽減する得策は、借入当初から一部繰上げ返済を行うことです。

 

当初の契約で、借入額100万円、返済額2万円、金利15%だとすると、元金の充当額は7,672円です。

そこで、毎月1万円を別途用意して返済を続けると、元金の返済が大幅に早く進みます。

例えば毎月27日に2万円を返済しているとします。

 

その翌日の28日にATMで追加で1万円返済すると、

利息=借入元金(992,329円)×15%÷365日=407円

ATM手数料=220円(会社によって異なる)

返済額10,000円−407円−220円=9,373円が追加で元金返済に充当することができます。

 

通常だと20,000円返済して、元金が7,671円しか減らないところを、

月のトータル30,000円返済にすると、17,044円も元金を減らすことが可能です。

 

そして、元金が早く減るということは、利息負担も毎月減少します。

少し余裕があるなら一部返済を続けてみて下さい。

 

一部返済が難しい場合は借換を検討しよう

利息負担を減らすには毎月一部返済をしていくことが効果的ではあります。

しかし、その分返済額が増えるのは事実です。

 

現状もう少しお金を捻出することが難しい場合は借換をすることをおすすめします。

上記でもお話しました、返済方法によって利息負担は全然違います。

 

お手元にカードローンの残高が残っている場合や複数から借入している場合は、借換をして元利均等返済に切りかけるべきです。

また、借換をすることにより金利が下がる可能性も十分あります。

 

そこで元銀行員として借換でおすすめなのが「プロミス」です。

なぜおすすめできるのかというと、

  • 元利均等返済
  • 一部繰上げ返済も可能
  • 審査時間がめちゃくちゃ短い(即日も可能性あり)
  • 申し込みから融資までインターネットで完結できる
  • 全国どこでも対応可能
  • 総量規制の対象外

借換に強みを置いているだけあってメリットが多いのです。

 

詳細は下記にも掲載しているので、チェックしてみて下さい。

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まとめ

今回は消費者ローンから借金している方に向けて、効率よく返済していくことをお伝えしました。

  • まずは金利と返済方法を再確認する
  • 主要な消費者金融先は全て金利負担の高い返済方法になっている
  • 金利負担を減らすなら一部返済を使おう
  • 毎月の負担をあまり増やしたくない方は借換を検討しよう

 

まずは確認をして、少しでも金利負担の少ない生活を送っていただきたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございます!

 

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プロフィール

経済博士

元銀行員として10年以上勤務。 得意な分野は、100社以上のビジネスモデルに関与し、多くの企業を黒字化にしてきた経験、個人に対するFP業務を行い資産運用をしてきた経験から財務力が得意。 自称「ファイナンスエバンジェリスト」 困っている人をほっとけないタイプ。
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