お金を借りる際に、消費者金融や銀行など借りる先はいくつか存在します。
それぞれ借りる先によって法律などの違いなどがあるため、メリットやデメリットが異なります。
この記事では、
- 消費者金融と銀行のどっちで借りた方が良い?
- 消費者金融で借りるメリットとデメリットは?
- 銀行で借りるメリットとデメリットは?
このように、お金が必要だがどちらで借りるべきかを元銀行員が解説します。
目次
消費者金融と銀行はどっちで借りる方が良い?
いざお金を借りる必要がある場合に、どこで借りるか検討するかと思います。
大きく分けると消費者金融、銀行系、クレジットカードなどの信販系がありますが、目的があってお金を借りる場合は消費者金融か銀行系かを選ぶべきです。
結論としては、それぞれにメリット、デメリットがあるためどちらにすべきという答えはありません。
特徴や違いなどを理解して、どちらで借りるかを判断しましょう。
消費者金融の特徴は
消費者金融は、いわゆるヤミ金とは違って貸金業法に則り運営する個人向け貸金業者です。
有名な会社だと、アイフル・アコム・レイク・モビット・プロミスの5社が消費者金融の大手として位置付けています。
特徴としては基本的に資金使徒(お金の使い道)が自由であり、借りた後も何に使ったなどは追求されないため、緊急的に借りることもできます。
また無担保・無保証であるため、家族に何か迷惑が発生することはありません。
但し、昔はサラ金などとも言われており、イメージが悪いのも消費者金融の特徴でもありますが、
法律に則り運営しており、営業するには財務局もしくは各都道府県に登録する必要があるため、安心してサービスを受けることができます。
銀行系の特徴は
銀行系は銀行や信用金庫などが取り扱うローンですが、消費者金融のようにカードローンの取り扱いもありますが、資金使徒が決まった商品の取り揃えもあります。
例えば住宅専用の住宅ローン、マイカーローン、教育ローンなど目的別に定めている商品は金利がかなり安く設定されているため、お金を借りる目的が明確にある人は銀行系で借りることをお勧めします。
但し、基本的に個人向けの融資は外部の保証会社の保証を要するところも多く、審査を保証会社に流すため審査に時間を要します。
そのため数日以内にはお金が必要な場合、銀行系での対応は難しいです。
消費者金融で借りるメリット
消費者金融で借りるメリットはいくつかあります。
状況によっては消費者金融で対応せざるを得ない方もいますので、チェックしてみましょう。
- 審査期間が短い
- 審査が銀行系より緩い傾向にある
- 口座開設が不要
- 最後まで非対面で完結可能
メリット1:審査期間が短い
担保も保証も不要だからこそ審査は早いです。
場所によってはお昼頃までに審査を申込みすると、当日にお金が借りることも可能なローン会社も存在します。
今日、明日にはお金が必要な状況は消費者金融で借りる必要があります。
メリット2:審査が銀行系より緩い傾向にある
審査は比較的緩い傾向にあり、銀行系で審査が落ちても消費者金融では審査が通ったというケースは多いです。
但し、だからといって複数の消費者金融にまとめて審査の申込みをするのはやめましょう。
審査の申込み履歴が信用情報に掲載されるため、申込みブラックといわれる、申込み過多で審査が通らなくなる可能性もあります。
メリット3:口座開設が不要
銀行系の場合、口座開設は必須です。
しかし消費者金融には預金機能がないため、口座が存在しません。
そのため、お持ちの好きな口座を返済口座に指定することができるため、家族にバレたくない場合などにも返済口座を指定することが可能です。
メリット4:最後まで非対面で完結可能
契約に関してローンの機械で完結できるローン会社もあります。
そのため契約書も機械から発行されるため、ご自宅に契約書は郵送で届かないため家族にバレたくない場合などは消費者金融で借りることが良いです。
銀行系だと、口座も保有しており、登録住所が存在していることの確認も兼ねて、郵送をしなければならず、郵送物で家族にバレるケースが多いです。
消費者金融で借りるデメリット
消費者金融のデメリットも存在します。
どこで借りるか検討中の場合は、必ずデメリットも考慮して判断しましょう。
- 金利が高い
- 総量規制で借入可能上限がある
- 毎月の返済額が決まっているケースも多い
デメリット1:金利が高い
無担保・無保証であることから金利設定は高めに設定されています。
ネットなどでは金利3.5%~などとなっているところも多いですが、この金利で借りることができる人は500万とかそれ以上の金額を借りる人です。
一般的には13%や15%程度の金利だと思った方が良いです。
デメリット2:総量規制で借入可能上限がある
総量規制とは年収の1/3までしか借りることができない法律です。
そのため、それ以上の金額はどうしても借りることができず、またこの法律により専業主婦は収入がないため借りることができません。
専業主婦の場合は銀行系で借りる必要があります。
デメリット3:毎月の返済額が決まっているケースも多い
カードローンの場合、借入残高に応じて毎月の返済額は自動的に決まっているケースがほとんどです。
そして、この返済額は比較的少額となっていることが多く、完済までの期間が長くなります。
また、トータルの金利負担が多くなりがちなため、余裕がある時は一部繰上げで返済することも重要です。
なおATMでいつでも追加で返済することは可能です。
銀行系で借りるメリット
銀行系で借りるメリットもチェックしてみましょう。
- 金利が消費者金融より低い傾向にある
- 専業主婦でも審査可能がある
- 一部の金融機関は属性情報で審査の融通が効くケースもある
メリット1:金利が消費者金融より低い傾向にある
銀行系の場合は、目的別のローン商品を取り揃えており、金利がかなり安いです。
そのため、借りる目的が明確な場合は銀行系で借りることをお勧めします。
カードローンの場合は金利は消費者金融と大差ありません。
メリット2:専業主婦でも審査可能がある
専業主婦の場合、収入は0ですが、銀行系の場合は世帯年収で審査をしてくれる金融機関もあります。
そのため、専業主婦で少額必要としている場合は、借りる先は銀行系1択となります。
メリット3:一部の金融機関は属性情報で審査の融通が効くケースもある
これは特に信用金庫のケースに多いのですが、申込み人の人柄や属性も多少審査に加味してくれるケースがあります。
もしも一度審査に落ちた場合でも、属性(配偶者に貯金を多く保有しているなど)を加味して保証会社に交渉してくれるケースがあります。
稀ではありますが、困った時には窓口の対面で相談することもアリかもしれません。
銀行系で借りるデメリット
では銀行系で借りるかどうかの判断のためにもデメリットをチェックしておきましょう。
- 審査に時間がかかる
- 口座開設必須、返済口座は選べない
- 家族には借りていることがバレる
デメリット1:審査に時間がかかる
銀行系は基本的に保証会社に審査を依頼します。
そのため即日融資は基本的に不可能です。
(一部属性を鑑みて信用貸しで即日借りれるケースもある)
また、目的別のローンの場合は1週間程度は時間を要するため計画的に申込みをする必要があります。
デメリット2:口座開設必須、返済口座は選べない
銀行系の場合は借金をしたら、その銀行から返済がスタートします。
取引のない銀行なら新たに口座開設も別途必要です。
また他の銀行口座から引き落としをすることができないため、他のお金の動きと一緒にしたくない場合は口座の履歴が混ざってしまいます。
デメリット3:家族には借りていることがバレる
金融機関の場合は口座があることからも、登録の住所が正しいかの確認も踏まえて郵送書類を送る必要があります。
そのため、お金を借りた際の契約書の控えなどが郵送で届くため、家族にバレるリスクが高まります。
バレたくない人は、消費者金融のローン機械で借りることをお勧めします。
まとめ
今回は消費者金融VS銀行系で比較をしました。
それぞれメリット、デメリットはあり、どちらが良いかは一概には言えません。
ご自身の状況などを踏まえてどちらで借りることが望ましいのか検討してから借りましょう。
またどちらで借りるにしろ、返済計画はとても重要です。
そのため、毎月の返済額も多すぎず、少なすぎず適切な金額ずつ返済していきましょう。
借金をした後の正しい返済計画について、下記で書いてますので参考にしてみて下さい。
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経済博士
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